成務天皇

  景行天皇は景行55年(325年前半)、高穴穂宮で亡くなった。享年98歳(現年齢49歳)と思われる。

 成務天皇の在位年数

 成務天皇は日本書紀では在位60年となっているが、日本書紀では成務天皇5年までの記録があるのみで成務天皇6年からの記録は全くない。これは、付け加えられた年であることを意味している。日本書紀では、神功皇后の時代の記事が実際の年数より120年遡らせて卑弥呼の時代と重なるように記録されている。このことは崇神天皇から神功皇后の時代で120年年数加算がなされていることを意味している。垂仁天皇時代に垂仁40年から垂仁99年までの60年が加算されている。後の60年は景行天皇と成務天皇の時代に加算されているようである。日本書紀の記事の欠落状況から判断して景行天皇時代に5年、成務天皇時代に55年加算されていると判断する。

 日本書紀の記事の欠落状況より、成務天皇は5年の在位と思われる。

 仲哀天皇が即位時父である日本武尊が自分が20歳になる前に亡くなったということを言っている。仲哀天皇は52歳で仲哀9年に崩御しているので、43歳(現年齢22歳)で即位している。

 日本書紀では日本武尊が亡くなったのは景行41年である。日本書紀自体が仲哀天皇即位まで20年から30年ほどしかたっていないことを意味しており、成務天皇の在位期間は短かったことを示している。

 成務天皇は景行14年(AD304年後半)生誕、成務元年(AD325年後半)即位、成務5年(AD327年後半)崩御となる。現年齢で享年23歳である。若すぎる死のために皇太子がいなかったのである。

 成務天皇国造任命

 景行天皇が崩御したので、皇太子が325年後半、即位し成務天皇となった。成務天皇は景行天皇の意向を受け継ぎ、各地方に長を決め、国県の国境線を明確にし、地方が収まるような施策がなされた。

 成務天皇時代の特徴は数多くの国造の任命である。国造本紀には各天皇の時代に任命された国造が記録されている。全128の国造のうち、成務朝に任命された国造が64であり、ほかの天皇の時代に比べて群を抜いて多い。

 たった5年(現行暦で2年半)でこれほど多くの国造を任命することは成務天皇だけでは不可能であると思われる。このことは、景行天皇の時代にその地盤が完成して、いつでも任命できる体制にあったことを意味している。

 神武天皇即位から第9代開化天皇の時代までは、大和朝廷は連合国家の盟主というような状態であった。朝廷が地方の国々に対して中央の技術を提供し、地方の国々はそのお礼にということで産物や人材を提供するといった関係であったと思われる。

 卑弥呼は朝廷と地方とのこのような関係では対外的な問題を処理するには弱く、いずれ海外の国々に支配されることになると思い、中央と地方の関係を連合関係から主従関係に変えようと図った。そして、地方に四道将軍を派遣したのである。

 崇神天皇の時代に四道将軍の派遣により、各国の実力者をそのまま国造に任命した。しかし、それら国造は朝廷よりも地元の都合を優先することが多く、朝廷の思い通りに国造たちは動かなかった。

 そのために、景行天皇は今までの国造を罷免し、新しく朝廷から国造を派遣する方針を各国に示した。各国の国造たちは一斉に反対し、朝廷に対して反逆する者もあらわれた。その結果景行天皇自身が九州巡幸し、日本武尊を東日本各地に派遣しなければならない事態となった。

 しかし、景行天皇の武力を背景とした強硬な政策により、各国の反対勢力は駆逐され、朝廷からの国造を受け入れる体制が整った。後は、国造を任命すれば良いところまで完成したときに景行天皇は亡くなったのである。

 成務天皇は景行天皇の遺志を受け継ぎ、次々と各国の国造を任命していった。成務天皇の時代に朝廷の意向が地方まで行き渡るようになったのである。

 この体制ができたからこそ、神功皇后の時代に大規模な海外派兵が可能な倭国軍を編成し、高句麗の好太王と互角に戦うことができる戦力を保持することが可能になったのである。

 このような中、成務5年(AD327年後半)、成務天皇は急死したのである。

国造本紀に記録されている国造任命の時期

旧国名 国造名 初任の時期 初代国造 系譜関係 現在比定地
大和 大倭国造 神武朝 椎根津彦 - 奈良県
大和 葛城国造 神武朝 剣根命 - 奈良県御所市・葛木市ほか
山城 山城国造 神武朝 阿多振命 - 京都府南部
河内 凡河内国造 神武朝 彦己曽保理命 - 大阪府八尾市・東大阪市の一部
伊勢 伊勢国造 神武朝 天日鷲命 天牟久努命の孫 三重県
遠江 素賀国造 神武朝 美志印命 静岡県掛川市
紀伊 紀伊国造 神武朝 天道根命 神皇産霊命の五世孫 和歌山県
豊前 宇佐国造 神武朝 宇佐都彦命 高魂尊の孫 大分県宇佐市
対馬 津島県直 神武朝 建弥己己命 高魂尊の五世孫 長崎県対馬市
美濃 三野前国造 開化朝 八瓜命 彦坐王の子 岐阜県本巣市・本巣郡ほか
武蔵 知々夫国造 崇神朝 知々夫命 八意思金命の十世孫 埼玉県秩父市、秩父郡ほか
信濃 科野国造 崇神朝 建五百建命 神八井耳命の孫 長野県
越後 久比岐国造 崇神朝 御戈命 大和直と同祖 新潟県上越市・糸魚川市・妙高市・十日町市
越後 高志深江国造 崇神朝 素都乃奈美留命 道君と同祖 新潟県十日町市
出雲 出雲国造 崇神朝 宇迦都久努 天穂日命の十一世孫 島根県東部
石見 石見国造 崇神朝 大屋古命 紀伊国造と同祖・蔭佐奈朝命の子 島根県西部
備中 吉備中県国造 崇神朝 明石彦 神魂命の十世孫 岡山県井原市
周防 波久岐国造 崇神朝 豊玉根命 阿岐国造と同祖・金波佐彦命の孫 山口県山口市、宇部市・防府市の一部
土佐 波多国造 崇神朝 天韓襲命 高知県宿毛市、土佐清水市、四万十市、幡多郡
肥後 火国造 崇神朝 遅男江命 大分国造と同祖・志貴多奈彦命の子 熊本県、佐賀県、長崎県
肥後 阿蘇国造 崇神朝 速瓶玉命 火国造と同祖・神八井耳命の孫 熊本県阿蘇市、阿蘇郡
甲斐 甲斐国造 景行朝 臣知津彦公 狭穂彦王の三世孫 山梨県
下野 那須国造 景行朝 大臣命 建沼河命の孫 栃木県大田原市・那須郡ほか
備後 吉備穴国造 景行朝 八千足尼 和迩臣と同祖・彦訓服命の孫 岡山県福山市
長門 穴門国造 景行朝 速都鳥命 桜井田部連と同祖・迩伎都美命の四世孫 山口県西部
長門 阿武国造 景行朝 味波波命 神魂命の十世孫 山口県萩市・阿武郡
肥後 葦分国造 景行朝 三井根子命 吉備津彦命の子 熊本県水俣市、葦北郡
山城 山背国造 成務朝 曽能振命 - 京都府南部
伊賀 伊賀国造 成務朝 武伊賀都別命 意知別命の三世孫 三重県伊賀市、名張市
志摩 嶋津国造 成務朝 出雲笠夜命 出雲臣の祖・佐比祢足尼の孫 三重県鳥羽市、志摩市
尾張 尾張国造 成務朝 小止与命 天火明命の十三世孫 愛知県西部
参河 参河国造 成務朝 知波夜命 物部連の祖・出雲色大臣の五世孫 愛知県安城市、岡崎市ほか
遠江 遠淡海国造 成務朝 印岐美命 物部連の祖・伊香色雄命の子 静岡県西部
駿河 珠流河国造 成務朝 片堅石命 物部連の祖・大新川命の子 静岡県沼津市、富士市、富士宮市ほか
駿河 盧原国造 成務朝 思加部彦命 池田坂井君の祖・吉備武彦命の子 静岡県静岡市東部
相模 相武国造 成務朝 弟武彦命 武刺国造の祖・伊勢都彦命の三世孫 神奈川県の一部
相模 師長国造 成務朝 意富鷲意弥命 茨城国造の祖・建許侶命の子 神奈川県中郡大磯町ほか
武蔵 无邪志国造 成務朝 兄多毛比命 出雲臣の祖・二井之宇迦諸忍之神狭命の十世孫 埼玉県・東京都の一部
上総 須恵国造 成務朝 大布日意弥命 茨城国造の祖・建許侶命の子 千葉県君津市、木更津市・富津市の一部
上総 馬来田国造 成務朝 深河意弥命 茨城国造の祖・建許侶命の子 千葉県君津市、木更津市、袖ヶ浦市の一部
上総 上海上国造 成務朝 忍立化多比命 天穂日命の八世孫 千葉県市原市
上総 伊甚国造 成務朝 伊己侶止直 安房国造の祖・伊許保止命の孫 千葉県いすみ市、夷隅郡
上総 武社国造 成務朝 彦忍人命 和迩臣の祖・彦意祁都命の孫 千葉県山武市、山武郡の一部
上総 菊麻国造 成務朝 大鹿国直 无邪志国造の祖・兄多毛比命の子 千葉県市原市
安房 阿波国造 成務朝 大伴直大瀧 天穂日命の八世孫・弥都保岐命の孫 千葉県館山市、南房総市、鴨川市
常陸 新治国造 成務朝 比奈羅布命 美都呂岐命の子 茨城県土浦市、かすみがうら市、小美玉市の一部ほか
常陸 筑波国造 成務朝 阿閉色命 忍凝見命の孫 茨城県つくば市、つくばみらい市
常陸 仲国造 成務朝 建借馬命 伊予国造と同祖 茨城県ひたちなか市、那珂市、常陸大宮市、那珂郡
常陸 久自国造 成務朝 船瀬足尼 物部連の祖・伊香色雄命の三世孫 茨城県常陸太田市、久慈郡
常陸 高国造 成務朝 弥佐比命 弥都侶岐命の孫 茨城県日立市、高萩市、北茨城市
近江 淡海国造 成務朝 大陀牟夜別 彦坐王の三世孫 滋賀県
近江 額田国造 成務朝 大直侶宇命 和迩臣の祖・彦訓服命の孫 滋賀県長岡市・米原市
美濃 三野後国造 成務朝 臣賀夫良命 物部連の祖・出雲大臣命の孫 岐阜県可児市・可児郡ほか
飛騨 斐陀国造 成務朝 大八椅命 尾張連の祖・瀛津世襲命の子  岐阜県高山市ほか
陸奥 阿尺国造 成務朝 比止祢命 阿岐国造と同祖・天湯津彦命の十世孫 福島県郡山市
陸奥 思(思太)国造 成務朝 志久麻彦 阿岐国造と同祖の十世孫  宮城県大崎市
陸奥 伊久国造 成務朝 豊嶋命 阿岐国造と同祖の十世孫 宮城県角田市・伊具郡
陸奥 染羽国造 成務朝 足彦命 阿岐国造と同祖の十世孫 福島県双葉郡双葉町・大熊町・浪江町・葛尾村
陸奥 浮田国造 成務朝 賀我別王 崇神天皇の五世孫 福島県相馬市・相馬郡新地町
陸奥 信夫国造 成務朝 久麻直 久志伊麻命の孫 福島県福島市
陸奥 白河国造 成務朝 塩伊乃己自直 天由都彦命の十一世孫 福島県白河市・西白河郡・東白川郡・石川郡
陸奥 石背国造 成務朝 建弥依米命 建許侶命の子 福島県須賀川市・岩瀬郡
陸奥 石城国造 成務朝 建許呂命 -  福島県いわき市
越前 高志国造 成務朝 市入命 阿閉臣の祖・屋主田心命の三世孫 福井県福井市・丹生郡
越前 三国国造 成務朝 若長足尼 宗我臣の祖・彦太忍信命の四世孫 福井県坂井市・あわら市
越前 角鹿国造 成務朝 建功狭日命 吉備臣の祖・若武彦命の孫 福井県敦賀市
能登 能等国造 成務朝 彦狭嶋命 垂仁天皇の皇子・大入来命の孫 石川県七尾市・鹿島郡
越中 伊弥頭国造 成務朝 大河音足尼 宗我と同祖・建内宿祢の孫 富山県射水市・高岡市
佐渡 佐渡国造 成務朝 大荒木直 阿岐国造と同祖・久志伊麻命の四世孫 新潟県佐渡市
丹波 丹波国造 成務朝 大倉岐命 尾張国造と同祖・建稲種命の四世孫  京都府中部、兵庫県・大阪府の一部
但馬 但遅馬国造 成務朝 船穂足尼 竹野君と同祖・彦坐王の五世孫 兵庫県北部
但馬 二方国造 成務朝 美尼布命 出雲国造と同祖・遷狛一奴命の孫 兵庫県美方郡新温泉町
因幡 稲葉国造 成務朝 彦多都彦命 彦坐王の子 鳥取県東部
伯耆 波伯国造 成務朝 大八木足尼 牟邪志国造と同祖・兄多毛比命の子 鳥取県西部
播磨 針間国造 成務朝 伊許自別命 稲背入彦命の孫 兵庫県南部
播磨 針間鴨国造 成務朝 市入別命 上毛野君と同祖・御穂別命 兵庫県加東市・小野市・加西市
備後 吉備風治(品治)国造 成務朝 大船足尼 多遅麻君と同祖・若角城命の三世孫 岡山県福山市
安芸 阿岐国造 成務朝 飽速玉命 天湯津彦命の五世孫 広島県西部
周防 大嶋国造 成務朝 穴委古命 无邪志国造と同祖・兄多毛比命の子 山口県大島郡周防大島町
紀伊 熊野国造 成務朝 大阿斗足尼 饒速日命の五世孫 和歌山県熊野市、新宮市、田辺市、東牟婁郡ほか
阿波 長国造 成務朝 韓背足尼 観松彦色止命の九世孫 徳島県阿南市、那賀郡
伊予 伊余国造 成務朝 速後上命 印幡国造と同祖・敷桁波命の子 愛媛県伊予市、伊予郡
土佐 都佐国造 成務朝 小立足尼 長阿比古と同祖・三嶋溝杭命の九世孫 高知県
筑前・筑後 筑志国造 成務朝 日道命 阿倍臣と同祖・大彦命の五世孫 福岡県
豊前 豊国造 成務朝 宇那足尼 伊甚国造と同祖 大分県
豊後 国前国造 成務朝 午佐自命 吉備臣と同祖・吉備都命の六世孫 大分県国東市、豊後高田市、東国東郡、杵築市の一部
豊後 比多国造 成務朝 止波足尼 葛城国造と同祖 大分県日田市
肥前 末羅国造 成務朝 矢田稲吉命 穂積臣と同祖・大水口足尼の孫 佐賀県唐津市、伊万里市、東松浦郡ほか
肥前 筑志米多国造 成務朝 都紀女加命 息長公と同祖・稚沼毛二俣命の孫 佐賀県三養基郡
肥前 葛津立(葛津直)国造 成務朝 若彦命 紀直と同祖・大名茅彦命の子 鹿島市、嬉野市、藤津郡太良町
肥後 天草国造 成務朝 建嶋松命 神魂命の十三世孫 熊本県天草市、上天草市、天草郡苓北町
伊豆 伊豆国造 神功摂政 若建命 物部連の祖・天?桙命の八世孫 静岡県三島市ほか
伊予 怒麻国造 神功摂政 若弥尾命 阿波国造と同祖・飽速玉命の三世孫 愛媛県今治市西部
遠江 久努国造 仲哀朝 印幡足尼 物部連の祖・伊香色男命の孫 静岡県磐田市
下総 印波国造 応神朝 伊都許利命 神八井耳命の八世孫 千葉県佐倉市、白井市、印西市、四街道市、印旛郡
下総 下海上国造 応神朝 久都伎直 上海上国造の祖の孫 千葉県銚子市、旭市
常陸 茨城国造 応神朝 筑紫刀祢 天津彦根命の孫 茨城県水戸市、東茨城郡ほか
常陸 道口岐閉国造 応神朝 宇佐比刀祢 建許呂命の子 茨城県日立市
陸奥 道奥菊多国造 応神朝 屋主乃祢 建許侶命の子 福島県いわき市
隠岐 意岐国造 応神朝 十埃彦命 観松彦色止命の五世孫 島根県隠岐郡
播磨 明石国造 応神朝 都弥自足尼 大倭直と同祖・八代足尼の子 兵庫県明石市・神戸市の一部
備前 大伯国造 応神朝 佐紀足尼 神魂命の七世孫 岡山県瀬戸内市・岡山市・備前市の一部
備前 上道国造 応神朝 多佐臣 中彦命の子 岡山県岡山市
備前 三野国造 応神朝 弟彦命 ‐  岡山県岡山市、加美郡の一部
備中 下道国造 応神朝 兄彦命(稲速別) 岡山県総社市、倉敷市
備中 加夜国造 応神朝 中彦命 上道国造と同祖 岡山県加賀郡、総社市、岡山市の一部
備中 笠臣国造 応神朝 笠三枝臣 鴨別命の八世孫 岡山県笠岡市?
周防 周防国造 応神朝 加米乃意美 茨城国造と同祖 山口県東部
阿波 粟国造 応神朝 千波足尼 高皇産霊尊の九世孫 徳島県
讃岐 讃岐国造 応神朝 須売保礼命 景行天皇の子の神櫛王の三世孫 香川県
伊予 久味国造 応神朝 伊与主命 神魂尊の十三世孫 愛媛県松山市、東温市
伊予 小市国造 応神朝 子致命 物部連と同祖・大新川命の孫 愛媛県今治市東部
伊予 風速国造 応神朝 阿佐利 物部連の祖・伊香色男命の四世孫 愛媛県松山市北部
日向 日向国造 応神朝 老男 豊国別皇子の三世孫 宮崎県
下野 下毛野国造 仁徳朝 奈良別 豊城命の四世孫 栃木県
加賀 加宜国造 仁徳朝 素都乃奈美留命 能登国造と同祖 石川県金沢市・白山市・河北郡ほか
周防 都怒国造 仁徳朝 男嶋足尼 紀臣と同祖・都努足尼の子 山口県周南市
淡路 淡道国造 仁徳朝 矢口足尼 神皇産霊尊の九世孫 兵庫県淡路市、洲本市、南あわじ市
肥前 松津(杵肆?)国造 仁徳朝 金連 物部連の祖の伊香色雄命の孫 佐賀県鳥栖市、三養基郡基山町?
大隈 大隈国造 仁徳朝 伏布 鹿児島県東部
薩摩 薩摩国造 仁徳朝 ‐  鹿児島県西部
加賀 江沼国造 反正朝 志波勝足尼 蘇我臣と同祖・武内宿祢の四世孫 石川県加賀市・小松市・能美市・能美郡
若狭 若狭国造 允恭朝 荒砺命 膳臣の祖・佐白米命の子 福井県西部
参河 穂国造 雄略朝 菟上宿祢 生江臣の祖・葛城襲津彦命の四世孫 愛知県宝飯郡、豊川市ほか
加賀 加我国造 雄略朝 大兄彦君 三尾君の祖・石撞別命の四世孫 石川県金沢市・白山市・河北郡ほか
能登 羽咋国造 雄略朝 石城別王 三尾君の祖・石撞別命の子 石川県羽咋市・羽咋郡
壱岐 伊吉嶋造 継体朝 上毛布直 天津水凝の後裔 長崎県壱岐市

 

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