継体天皇基準の各世代推定没年

この表は継体天皇の没年を基準としてそれ以前の歴代天皇及び関連人物の推定没年を何世前かを元に推定したものである。表中のデータは継体天皇から昭和天皇までの男系の直系人物50世の没年より、1世から19世間の年数差をすべての組み合わせで算出しその度数分布を表わしたものである。
　たとえば継体天皇5世前は応神天皇であるが、応神天皇の推定没年は394年で継体天皇没の137年前である。これは5世間の年数が137年ということを意味している。これを継体天皇以後のすべての組み合わせの年数を調べると、90～99年が1件、100年～109年が2件となり、210年～219年差まで存在しているということである。応神-継体間の137年と同じような年数差の130年～139年に該当するのが8件あり、かなり高い確率で自然な年数であることを意味している。該当年数のところを緑色で表わしている。
　表の左端の2列は継体没年からの年数を表わしており、右端の2列はそれに該当する西暦年を示している。

　これをみると、継体天皇19世前の布都御魂の推定没年の西暦紀元ごろまですべての世代の人物の推定没年が統計上の有効範囲に入っていることになる。

開化天皇基準開化天皇以前各世代人物推定没年

　下の表は開化天皇の日本上代の実年代における没年（245年）を基準として、それ以前の各世代の天皇及び関連人物の推定没年が、統計上の範囲にあるかどうかを調べたものである。表中の各データは上の表と同じである。これをみると、すべての世代において統計上の範囲に入っていることが分かる。